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2008年07月14日

いったい何が起こっているのか その10

洞爺湖サミットの最後の集合写真を見て、なにか不思議な感じがしませんでしたか?
仏大統領夫人が、CD発売のキャンペーンのために来られないとか、米大統領夫人が移動バスに他のひとと乗りあうのを拒否したとか、サミットの脇にあることが話題になってしまったサミットでした。

 一方で、北朝鮮領域に入り込んだ韓国の人が射殺されたり、あいかわらず、オイルマネーに、お金がむちゃくちゃに流れ込んだりしていることのほうが、もちかしたら大きな問題をはらんでいるかもしれないのに、サミットでは、CО2の排出問題が大きな話題となりました。
 日本といえば、内閣の改造だとか衆議院の解散だとか、だれが何をするかに議論が集中していて、日本の根幹にある問題、たとえば、教育、福祉、国防など、国民の生活に密着する問題がきちんと議論されないまま、CO2を出さないで、エアコンの温度設定を考えましょう、という話になっています。
 みなさんは、土曜日の朝、駅のホームに立ったことがありますか?
 そこには、学生しかいないのです。しかも、勉強に行くのか遊びに行くのかが分からないような若い人がぼーっと立っているのです。ボーっと立っていない学生は、パンツの見えほど下げたズボンに、髪の毛を立たせて眉毛を切りそろえ、耳にはイヤフォンをいれ、携帯をいじりながら、ときには電車の中で腰をおろしています。女子も、ふとももを見せることが生きがいかのようです。男子が、その服装をどんな気持ちで見るかをまったく知らないのです。
 土曜日のホームに学生しか居ないのは、週休二日の会社は、土曜日がお休みなので、学生があとにしてうちには、朝起きてこないお父さんやお母さんがいるかもしれないのです。もしかしたら、弁当を持たされず「コンビニで買って頂戴」とお金を渡され、百円ショップで、カップラーメンを買ってすまして、自分のお小遣いにしている学生もいるでしょう。
 学生同士が電車の中で話している内容は、テレビのこと、お笑い芸人のこと、アニメやゲームのこと、彼氏彼女のこと、先生の悪口など、およそ、通学路とは思えない内容です。サミット、北朝鮮、福祉などの話の気配はもちろんありません。
 私が、若い人がおかしいと言っているのではありません。そういう電車に、割り込んで乗ってくるおとなや、シルバーシートに座っていねむりしている中年のおばさんや、迷惑そうに眉間にしわをよせて新聞読んでいるうざいおじさんが、問題なのだと思います。
 ちなみに、私は、大きな荷物をもったまま、パナマ帽をかぶって文庫本(今は、直木賞作家の奥田英朗(おくだひでお)にはまっています)をにこやかに読んでいるので、車内では、十分邪魔だと思います(しかも「邪魔」(上)を読んでいます)。それでも、楽しそうに、本を読んでいることで、携帯文化に毒されない世界に自分がいることが満足です。
 昔は7-8人で顔の識別できたのに、今は、たくさんの人がだれがだれだからわからないサミット集合写真と、ボーっとたくさんの学生が立っている土曜日のホームの光景とを重ね合わせてしまった私でした。
 さて、いよいよ「まぐまぐプレミアム」というサイトに、私のメールマガジンが載ります。月額735円で、月2回配信します。
 8月1日からですが、小説仕立てのメルマガです。読んで、なるほど、こんな世界があるのかとか、家族って外から見ると滑稽だなと、安心して読める時事小説です。お楽しみに。

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