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2008年07月31日

さて、これから、何が起こるのか その2

 明日8月1日にせまりました、「たゆたおメルマガ」発信ですが、準備が完了しています。
 作者赤居人実は、10年以上前に、デビューしているのですが、みなさんはご存じないでしょう。
赤居は、筒井康隆氏が、断筆しているときに、「パスカル短編文学賞」というパソコン通信(当時は、まだe-mailとか、ウェブという言葉がなかった)による、文学賞というのがあって、そこに応募しているのです。タイトルは「ラジオ・ガガ」。ロックグループ、クイーンの楽曲のタイトルを使って、主人公が車を運転する中で、様々な点(プロット)が、ひとつの文脈(コンテクスト)の中で、ラジオを通して展開していくというものです。

 そのときの赤居人実の評価は、まずまずでしたし、そのときの文学賞受賞者は、「神様」を書いた川上弘美氏で、その2年後96年に、川上氏は「蛇を踏む」で芥川賞をとりますから、赤居の出現した価値は、今から考えると、プロットと構成にあったかと思います。
 よろしかったら、上にバナーを作りましたので、「まぐまぐプレミアム」から、「たゆたおメルマガ」にたどりついて、登録なさってください。
 できれば、携帯からではなくPCからアクセスしていただきたいのです。ただ、携帯からのアクセスをされたい方は、画面が小さいと読みにくいかもしれませんが、それでもよければ、「まぐまぐプレミアム」からではなく、直接弊社の方に、年間購読できる方法がありますので、それも、バナーをクリックして、中身を見ていってください。クレジットカードをお持ちでない場合も、同じ方法で、年間購読できます。
 「まぐまぐプレミアム」において登録されて配信されることになっても、一ヶ月は無料ですので、安心してご登録してください(配信をやめるときは、もちろんやめる手続きが必要です)。
 ガソリン代が、180円台を迎えるとき、赤居人実が、日常で何を書いていくかを楽しみにされて、ご購読ください。

2008年07月22日

さて、これから、何が起こるのか その1

 私の好きな作家の話は、どこかでしたと思います。
 今回は、私の好きな映画監督の話です。
 昨日、「西の魔女が死んだ」という映画を見てきました。私も以前、彼の映画に、端役として、わずか数秒、殺し屋役として、女性主人公にショットガンで撃たれるシーンに登場した縁もあって、彼の作品は、欠かさず観るようにしています。
 昨年は、「黒帯」という映画を観たのですが、「西の魔女・・・」と同様、はじめから最後まで、精密に構成が練られていて、俳優の個性が上手に引き出されていて、音や色や風景の効果が全体性の中で生かされているのは、30年前に、私が出演したときの頃と変わりがありませんでした。

 ただ、彼が撮影中に大怪我をしたことも知っているし、その後、ほんとうに納得した作品の映画化しかしない彼の性格も知っていることから思うのは、映画の中で、サチ・パーカーが不登校の孫娘に語る「私には毎日のちょっとした変化が楽しみなんです。だから変化を前もって知る必要はありません」という言葉から、彼が、何か変化していることを楽しんでいるのだろうと、映画を観ながら想像してしまいました。
 もちろん、この作品が、梨木香歩の原作であることも知っていますし、脚本には、彼の奥さんの手が加わっていることも承知しています。しかし、ふっと、そういう彼を投影している自分がいるのです。
 私たちの身辺には、何が起こるかはわかりませんし、それを知る必要もないのかもしれません。でも、もしかしたら、「草や木が光に向かって伸びていくように、魂は成長したがっているんです」と、魔女が言うように、成長したがっている魂が求めるものを提供していくのが大人ではないかと、投影ついでに、私は思うのです。
 そんなわけで、何が起こるのですかって?
 ええ、8月1日に、赤居人実の有料メルマガが、「まぐまぐプレミアム」に連載開始されるのです。赤居人実って?それは、保坂和志氏と長崎俊一氏の高校の同窓生で、エンターテイメント大好きな心理臨床家です。お楽しみに。

2008年07月14日

いったい何が起こっているのか その10

洞爺湖サミットの最後の集合写真を見て、なにか不思議な感じがしませんでしたか?
仏大統領夫人が、CD発売のキャンペーンのために来られないとか、米大統領夫人が移動バスに他のひとと乗りあうのを拒否したとか、サミットの脇にあることが話題になってしまったサミットでした。

 一方で、北朝鮮領域に入り込んだ韓国の人が射殺されたり、あいかわらず、オイルマネーに、お金がむちゃくちゃに流れ込んだりしていることのほうが、もちかしたら大きな問題をはらんでいるかもしれないのに、サミットでは、CО2の排出問題が大きな話題となりました。
 日本といえば、内閣の改造だとか衆議院の解散だとか、だれが何をするかに議論が集中していて、日本の根幹にある問題、たとえば、教育、福祉、国防など、国民の生活に密着する問題がきちんと議論されないまま、CO2を出さないで、エアコンの温度設定を考えましょう、という話になっています。
 みなさんは、土曜日の朝、駅のホームに立ったことがありますか?
 そこには、学生しかいないのです。しかも、勉強に行くのか遊びに行くのかが分からないような若い人がぼーっと立っているのです。ボーっと立っていない学生は、パンツの見えほど下げたズボンに、髪の毛を立たせて眉毛を切りそろえ、耳にはイヤフォンをいれ、携帯をいじりながら、ときには電車の中で腰をおろしています。女子も、ふとももを見せることが生きがいかのようです。男子が、その服装をどんな気持ちで見るかをまったく知らないのです。
 土曜日のホームに学生しか居ないのは、週休二日の会社は、土曜日がお休みなので、学生があとにしてうちには、朝起きてこないお父さんやお母さんがいるかもしれないのです。もしかしたら、弁当を持たされず「コンビニで買って頂戴」とお金を渡され、百円ショップで、カップラーメンを買ってすまして、自分のお小遣いにしている学生もいるでしょう。
 学生同士が電車の中で話している内容は、テレビのこと、お笑い芸人のこと、アニメやゲームのこと、彼氏彼女のこと、先生の悪口など、およそ、通学路とは思えない内容です。サミット、北朝鮮、福祉などの話の気配はもちろんありません。
 私が、若い人がおかしいと言っているのではありません。そういう電車に、割り込んで乗ってくるおとなや、シルバーシートに座っていねむりしている中年のおばさんや、迷惑そうに眉間にしわをよせて新聞読んでいるうざいおじさんが、問題なのだと思います。
 ちなみに、私は、大きな荷物をもったまま、パナマ帽をかぶって文庫本(今は、直木賞作家の奥田英朗(おくだひでお)にはまっています)をにこやかに読んでいるので、車内では、十分邪魔だと思います(しかも「邪魔」(上)を読んでいます)。それでも、楽しそうに、本を読んでいることで、携帯文化に毒されない世界に自分がいることが満足です。
 昔は7-8人で顔の識別できたのに、今は、たくさんの人がだれがだれだからわからないサミット集合写真と、ボーっとたくさんの学生が立っている土曜日のホームの光景とを重ね合わせてしまった私でした。
 さて、いよいよ「まぐまぐプレミアム」というサイトに、私のメールマガジンが載ります。月額735円で、月2回配信します。
 8月1日からですが、小説仕立てのメルマガです。読んで、なるほど、こんな世界があるのかとか、家族って外から見ると滑稽だなと、安心して読める時事小説です。お楽しみに。

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