更新情報とお知らせ
会社概要
HOME
お知らせと更新情報

« 2007年12月 | メイン | 2008年02月 »

2008年01月15日

年はとるもの?

08-01-13_12-41.jpg
たまたま、乗った電車が、1969年から、ステンレス車両として働いて、この日を持って引退する記念車両でした。

 私が、中学生のころに、緑色の東横線が銀色のステンレス車両になったときには、ほんとうに驚きでした。それがもう40年近くたつのですから、がんばって働いていた車両だけでなく、そのときの中学生が51歳になっているのも驚きです。
 鎌倉にマクドナルドができて、「高いハンバーガー」を大事そうに食べていたのもこのころだったと思います。鎌倉にそのマクドナルドはありませんし、最近100円マックを見つけて、これまた、なんでこんないに安いのと仰天したことがあります。
 大学受験考査料もコンビニで支払える時代になって、郵便為替をわざわざ郵便局に作りに行って、うやうやしく提出することもなくなってしまいました。そして、100円ショップでは、包丁も買えるし、それを使って親も殺せる時代になっていましました。
 「敬意」を持っていることの幸せを教えないと分からない時代にもなっています。相手を尊敬して、そのひとの尊厳を大事にすることは、尊敬する人の幸せになるということを。
 私は、大きな字で「さようなら」と書いてある8000系の車両に、思わず手を振ってしまいました。

2008年01月04日

新年あけましておめでとうございます

 みなさん、本年もよろしくお願い申し上げます。
 この三日間、ブログで何を書こうか、ずっと悩んでいました。新聞読んで、テレビを見て、みなさんに何をお伝えすることがいいのだろうか、考えていました。
 結論から申しますと、「本音に気づき、本音を話せる場が、日本人には必要だ」ということです。
 

 昨年の世相を表す漢字に「偽」が選ばれました。いろんな業界に偽装が蔓延したからでしょう。でも、一方で、マジックブームがありました。つまり、だまされてもいい、むしろだまされるのを楽しいと感じる世界もあるということです。
 紅白歌合戦の一番目は、アイドルとベテラン演歌歌手でした。数えることもできないほどの人数のアイドルの名前をひとりひとり言える若い人がいるのだろうと思うのと同時に、演歌歌手の応援にかけつけた二人のタレントが「私たちはピンクよ」と言うのを見て、そして、亡くなった歌手がビデオで歌うのを見て、「紅白」の意味があるのか、そして、生番組の価値はあるのかと思いました。
 箱根駅伝の往路で、おしくもゴールできなかった選手を見て、がんばれと応援した人も多かったでしょう。でも、あきらかに脱水症状からの痙攣(けいれん)を起こしているのを見て、「もうだれか止めてくれ」と叫んでいる家族や親しい人がいたかもしれません。
 淡路島で品種改良されたタマネギが、なぜか、中国から輸入されていることがDNA鑑定でわかったそうです。何年も何回も失敗を繰り返しながらやっとできた新種のタマネギの種をだれかがことわりなく中国に持ち込んだのでしょう。
 韓国でボクシングの試合後に脳死状態になった有名チャンピオンの五つの臓器が、臓器移植のために、必要としている患者さんに提供されたそうです。本人が生前に臓器提供者の登録をしていたからできたことですが、残された家族は、そこまでしなくてもと思ったかもしれません。
 何を言いたいのかと申しますと、同じことがら、同じ現象、そして同じ事実について、ひとによって受け止め方が違うので、自分が本当に感じていることを簡単に人には言えないし、そっと心のうちに秘めているほうがいいこともあるので、それを共有できる人は世の中で探しても簡単に見つからないということです。
 人の話を聞いて、20年になりますが、ほんとうの話を聞いていると思っていたら、嘘だったということもありますし、大事なことを3年も言わなかった人もいました。その理由をたずねると、ほんとうのことを言うことで自分がどうなるか怖かったからとか、言おう言おうと思って3年がたってしまいましたとか、思っていること自体はずかしいことだったとか、それなりに、ほんとうのことを言わない意味が、その人にあることがわかります。
 つまり、日本人は、自分の本音に気づくこと自体が難しい上に、それを心から話せる相手がいないということです。
 おそらく、親の世間体や周りから浮くことの恐怖や恥の概念が、日本人には大きく影響しているからだと思います。
 昨年は、ケータイの問題をたくさん相談されました。そして年末には、私のコラムが「ケータイ家庭の医学」に掲載されるようになりました。一方で、電車に乗ると、座っている人がみなケータイを見ている光景に疑問を感じている自分がいます。
 ケータイやメディアには、本音なんてどこにもないんだよと声をかけてあげたくなります。
 ぜひ、みなさん、ご自分の本音を大切にする一年になさってください。
                             平成20年1月4日 青山学芸心理 高山智

Copyright(C)2005 Aoyama Psychological Promotion All rights reserved.