国を愛する人

昨日、異業種交流会で、大相撲千秋楽を見に行く機会がありました。写真左の白鵬が、右の千代大海を破り、横綱になって初めての賜杯を手にするわけですが、、、、、
私は、君が代斉唱の場面には、同席することができませんでした。というのは、白鵬が優勝したことで、朝青龍引退の向きが強くなると、もう朝青龍グッズが手に入らなくなると思って、国技館の相撲グッズ売り場に、朝青龍グッズを買いに出ていたからです。
朝青龍のT-シャツを手にしながら、国技館の中からもれ聞こえる君が代を耳にしたとき、私はふと思いました。朝青龍は、優勝するたびに、モンゴル国歌を聞きたかったのではないかと。優勝した自分の国の国歌ではなく、大相撲を主催する国の国歌が流れるのかに疑問をもったのではないかと。
さらに、その前の日に、ご両親と大相撲を観戦したA子様が、朝青龍の本名のドルゴルスレン・ダグワドルジを知っていて、そのご家庭では、朝青龍ではなくダグワドルジと呼んでいるという報道を聞いて、やはり、このうちでも、M子様がA子様に「どの国で、どんな立場で生まれたかではなく、生まれた国で自分が親に大切にされたことが大事なのよ」と教えているのだなと連想しました。
そして、千秋楽と同じ日に、朝青龍と同じような理由に総理を辞めた人の代わりに、自民党総裁の選挙が行われました。たまたま、大昔に、新しい総理になる人の家族を知る機会がありました。その家族が通う私立小学校への通学路には、大きな幹線道路があったのですが、横断歩道があるにもかかわらず立派な歩道橋ができていたので不思議に思っていたら、家族がご入学するにあたり、当時の運輸政務次官だった、今度の総理のお父さん(すなわち、元総理)が、学校にプレゼントしてくれたという話でした。
さて、国技館では、セレモニーが続いていました。そして、最後に行われたのは、テレビでは見られない、出世祝でした。序の口、序二段で、よい成績を収めた力士が土俵にあがり、会場の人たちと三さん七拍子で、出世を祝うものでした。朝青龍も、白鵬も、異国の地をふんだばかりのころに、幕内をめざして、ここで祝われたのだろうと思いました。
今年は、太田道灌が江戸城を作って550年にあたります。その550年の間に、江戸城は皇居になり、蔵前には国技館もできました。モンゴル出身の横綱も生まれたのですから、皇室にも外国の文化が流れてもおかしくないですね。私は、ほんとうに、この国を愛する人が多くなることが大切だと思っています。そのためには、自分の国がしてきた功罪を深いところで考えられる為政者が生まれることだと思います。
そして、そのときになってはじめて、「君が代」は、心の底からたたえられると思います。






