更新情報とお知らせ
会社概要
HOME
お知らせと更新情報

« 2006年09月 | メイン | 2006年12月 »

2006年10月31日

こんなに美しいものも

06-10-31_12-36.jpg
江戸東京博物館に行ってきました。
特別展で、ボストン美術館所有の浮世絵を展示していました。
とにかく驚きました。

 まずは、これだけの巨匠の作品が日本の美術館ではなく、アメリカのボストン美術館が持っていること。芸術品の流出というのでしょうが、日本が生んだすばらしい作品が日本にないことを、文部科学省はどう思っているのでしょう?
 しかも、ボストン美術館の館員の皆さんが、日本の美術をとても大切にしてくれている、それは保管状態でよくわかります。圧巻は、葛飾北斎の龍と虎、龍と蛇が描かれたちょうちんでした。ボストン美術館では、ちょうちんそのものが保管されていたのではなく、下紙に貼り付けてあったちょうちんの絵を、今回の出展にあわせて、ちょうちんの形に立体的に再現したというのです。作業に1年以上かかっているらしいです。
 つぎに、驚いたのは、浮世絵の奥の深さ。木版画で刷られた錦絵ぐらいの認識しかありませんでしたが、取り扱っている題材は、民間人の生活はもちろんのこと、歌舞伎の役者やおいらんを描き、さらには日本の古典ばかりでなく中国の物語まで題材にして掛け軸にしているなど、それはそれは、日本の歴史を見るようでした。
 高校で日本史の履修がどうのと言っていますが、浮世絵をじっくり見せて、作者が、どの時代の何を描きたかったのか、そして、その時代の政治や経済がどうだったのかを高校生に考えさせるほうがよほど勉強になると思いました。
 そして、これもすばらしいと思ったのが、江戸東京博物館の館員のかたで、英語で日本の芸能を解説している人がいて、それが決して発音は欧米的ではないのですが、まるで江戸っ子がその雰囲気をそのまま英語にあらわしているような「粋な」ガイドさんでした。
 「美しい日本」は、これから作るものではなく、2000年の歴史の中にすでにあったと私は考えます。明治維新と太平洋戦争で失ったもの、とくに、江戸時代に成熟した文化を今の日本人に取り戻せば、携帯電話の移行がどうとか、いじめがどうとか、北朝鮮がどうとか言わずに、胸をはって、日本はこんなに美しいと言えるようになれると考えます。

2006年10月23日

美しい広島ドーム

06-09-30_16-331.jpg
広島から帰ってきてから、まもなく、北朝鮮で「核実験成功」の報道。
安全保障理事会の様子、ライス米国務長官の外交、中国首脳の北朝鮮訪問など、多くの人が「大きな戦争が起きるかもしれない」と思ったことでしょう。

前回のひとことについて、たくさんのコメントいただきありがとうございました。
それぞれの方の考えが、とても意味あるものに思えて、とても嬉しかったです。
戦争についての議論は、たしかに、たくさんあります。人間の攻撃性にふれて、戦争が起きるのは本能だからしかたがないという人から、多くの人命をいっぺんに奪う核兵器は逆に戦争を起きにくくするための抑止力になるという人まで、武器のことなら何でも知っている戦争マニアもいれば、非暴力主義を貫くためにベジタリアンもいます。
いろいろな人がいる中で、一番、私が注目しているのは、軍部とくに、陸上の軍隊です。空担当の軍人や海担当の軍人は、意外に、いろいろなことが見えるのだと思います。陸担当の軍人は、自分の足元と武器しか目に入らないので、どうしても、武器は使いたくなるし、そばにいる人に目配せで行動を起こせるからです。
つぎに注目しているのは、報道です。なぜなら、ひとは、他に多くの人がいっぺんに知ることで安心する傾向があるので、「号外」とか「速報」は、本当のことだと信じてしまうからです。ある方向で、ひとつの意図をもって報道されると、ひとは、洗脳されます。
そして、最後に注目しているのは、お金の出どころです。勝てると思ってお金を出す人がいるはずです。「この戦争に勝つことは日本のためになる」「戦争が終わったら、何かの利得が生じる」「絶対に勝つからお金を供出してほしい」という文脈が優先されて、お金さえあればなぜ戦争をするのかを議論しなくなってしまうからです。
さて、どうして大きな戦争が実際に起きるかについて、みなさんはお分かりになりましたか?

Copyright(C)2005 Aoyama Psychological Promotion All rights reserved.